大会長挨拶
「おらぁ、ここで最期までいぎてぇ ―”情げぶけぇ”コミュニティを目指して―」という大会テーマは、「私は最期までここでいきていきたい」そんなふうに思える情の厚い地域、つながりをめざして、という意味です。情の厚い地域、つながりあう地域ということは、専門職中心のコミュニティではなく、市民中心、当事者中心のコミュニティ。ひとりひとりを大切にする地域をめざすということです。 地域には、医療や福祉や心理の専門家だけではなくて、ボランティアさんや友達や近所の人たちも、お店で働く人たちも、宗教家もいます。ホスピス・在宅ケアの世界的な流れの中では”Compassionate Community”という言葉がキーワードになっていますが、今回は、この言葉を「”情げぶけぇ”コミュニティ」と表現してみました。
誰もが避けることが出来ない人生の最期の数年間、数カ月間を、どこで、誰と、どのように生きていくのか。そして、どのようにして助け合って、幸せに過ごしていくのか。みなさんと一緒に考えていきたいと思います。来年10月28日、29日の仙台大会へのご参加をお待ちしています。
多くの市民参加を募るため、本研究会では全国大会の参加費がなるべく高くならないようにしています。HPでの企業名等の掲載、抄録集での広告も募集していますので、詳しくは仙台大会開催趣意書をご覧いただき、ご協力をお願い申し上げます。
仙台大会 大会長 谷山 洋三